昔から理解不能な歌がある。
そりゃ不勉強だからと言ってしまえば、歌詠みでないからと言われればそうなんだろうが・・・。
本題。
人も惜し 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆえに もの思ふ身は 後鳥羽院(顕徳院 隠岐院)
である。
何がどうかというと、どうも改ざんされているのではないか?
よく言えば、定家が勝手に手を加えたのではないのか?と。
そう言えば、平家の落人の歌を詠み人知らずにした・・・その話は今はしないとして。
人も惜し 人も恨めし のどちらかの「も」が実は、別な字じゃないのか?と。
他に、「あぢきなく」が別の何か違うものじゃないのかとも。
この場合の「も」は、本当によくある解釈の、人をいとおしく思いまた恨めしくもあるとなるのかどうか?
別の歌を分けてくっつけたと言うことは、ないだろうか。
なぜなら、この歌が百人一首で選ばれる頃は、後鳥羽院はまだ反逆者。(確か、百人秀歌の中には入っていなかったはず。)
選ぶためには、その色を薄めねばムリだろう・・・。
などと考えると、本当にどうなんだろう?と思ってしまう。
まぁ素人考えの寝言だと思って聞き流してくれれば幸いです。はい。