火焼圓明園や、垂廉聴政より少し時代が下って穆宗同治帝(西太后が咸豊帝との間に生んだ子供)の頃の話。
と言っても内容というのは・・・。
西太后の欲望のままという感じがまずした。
宦官に足ツボマッサージさせたり、献上品の質が悪いと切れてたり・・・。
まぁこんなところ。
あとは、あまりにも残虐な西太后を咸豊帝の遺詔を使って殺そうとした東太后に毒饅頭食わせて暗殺したりしているし。(西太后の芝居に騙されてその遺詔を焼き捨てた直後というのがまたきな臭さを増している)
梅毒だか天然痘だかなって弱ってる同治帝の前で皇后をいびってショック死させてみたり・・・。嫁いびりもひどい。同治帝経由で感染しているとはいえ、梅毒になったのは皇后のせいとでも言いたいのだろうか。
いくらなんても、アイアンクローみたいなので皇后の顔をひっかくなんてえげつない。
同治帝が死んだ(?)あと、その皇后は半ば錯乱状態でもなっていたようだが、なんだかわかる気はする。あとしっかり、京劇舞台の吊り天井みたいなところに両手足拘束され、吊らされ落とされて殺されてしまう。ビルの三階ぐらいの高さはあるだろうか、そんな高さからである。
皇后は、一応妊婦だったそうだがなんともひどい。(史実では同治帝崩御に際し、絶食だったか金槐をのんだとかいう理由で死んでいるはずなんだが)
普通、皇帝が死んだら世代交代で西太后は政権を手放さなけりゃいかん。このシリーズで言う西太后は権力欲の塊だから、権力を手放さないために確固とするために躍起になっている姿を描くというのはわかる気はするがどうにかならんのか・・・。
自分の息子の同治帝でこれなんだから、そうでない次の徳宗光緒帝の時はどう描くんだろうかという期待はあるが、現在この続編はないようだ。
とどのつまり、垂廉聴政と続西太后で言えるのは、
・とにかく同治帝の存在感が薄い。
・恭親王奕訢はどこいった?
・残酷なシーンや目を背けたくなるシーンのオンパレードって良いのか?
・・・・・まぁこのあたりである。
23/04/15交野市駅下車。2023年04月15日に、大阪府交野市にある、京阪電鉄の交野市駅にて、京阪交野線の私市駅行普通列車を下車したときのものです。