そもそも、相撲の女性を土俵に上げない。というのは、差別ではない。区別から来ているものである。
かつて、女相撲もあったが、江戸になって、現在で言えばセクシーなだけというようなところもあったんだろうが、そういうのが当時の感覚的に、風俗を乱すと言うことで禁止された。
ちなみに、女歌舞伎も、それと同様の理由。
それで、町方から外れるために、寺社奉行に「蒙御免」。
番付表一つでも、このように意味がある。
それから神事を、より強く打ち出すことによって、現在まで続いてきた。
その割に、「司家」を排除しているから、神事という意味での前提は崩壊しているのかもしれないが。
大基本はこれである。
相撲は国技?
明治の時に蔵前の昔の国技館でやっていたからですよ。
その国技館だって、命名に窮して、板垣退助だったかが無理矢理つけたわけだから。
また、昭和天皇が相撲好きで、摂政宮の時に下賜物(今の天皇賜杯)をくだされたりすれば、国技でございってそりゃ一般的には思うよね。
言ってしまえばそれだけですよ。
これくらいのことは、昭和の大阪の小学生なら、日数を与えれば出してくる程度の話。
年寄りに聞き込んだり、図書館で調べてくるなどしてくるから。
残念ながら、今の日本人の大人には、この小学生にすら劣っているのかもしれないな。(^_^;)
だからって、変えて良いとは思わないし、変わらなくても良いとは思わない。
細かく言えば、土俵のサイズから、興業日数も変わっては居るわけだから。
何かの流行的なもので変えるのではなく、きちんと事情をわかって変えるべきところは、変えるべきと思う。
最近よく言われる件で行くと、土俵下のたまり詰めに、男性医師が居るとかでも良いとは思う。そもそも協会は、相撲診療所も持っているわけだしね。