帰りの車中でメーテレの取材を受けたときに、言いたかったが言わなかったことを軸に書こうと思う。
実際、現在の樽見鉄道は赤字で、廃線もどうやら視野に入っているようだ。
そりゃ・・・昔から住友大阪セメントの専用線的な性格が強く、それが撤退したあとで、大垣から、ほぼ何もないと言える樽見まで電車を引っ張ったところで、このままではじり貧でしょう。
とはいえ、現場も、何もせずに放置しているわけでなく、金曜日に樽鉄に乗ろうキャンペーンとか、樽鉄往復切符付あゆ料理の店の紹介とか会ったが・・・極端な話、あゆは、そこだけではあるまい。
と言うことで、例のインタビューで答えた「延伸したら・・・」と言うことになる。別にこれはふざけたわけでなく、本気で言っているところもある。
ではどこまで伸ばすのか。
はい。
越美北線の越前大野駅までです。
あそこにうまく乗り入れれば、福井まで大垣から直結します。
「ワイドビューひだ」みたいに、大垣でスイッチバックして樽鉄に入れれば、運用は可能だし、実際に、樽見への花見列車がそう言う運用になっている。
それを使わない手はない。
列車交換可能でありそうな駅は、大垣東駅、本巣駅、樽見駅・・・。かな。柔軟な運用は出来そうだ。樽見駅も、本数によっては二つの乗り場を交互に停車しているから、何か考えているんだろう。(単なるさび取りだけなのかも知れないが)
私の乗っていた時間にも、結構乗客がいたことを考えると、まだまだ乗客に出来そうな人々は潜在的にいると思う。
それこそ越美北線と同じく本数が少なすぎるのである。
だから早急につなげて、大垣経由で福井方面に列車を設定すれば・・・・と思う。
ただし、70キロぐらい越前大野と樽見は単純計算で駅間距離がある。そこをどう考えるか・・・。
住友大阪セメントがもし撤退するなら、越前大野までの工事費を寄付して撤退しろとかそんな事を考えていた。
でもそこまではいわなかった。別に私はそこに在住しているわけでないので、そこの住民が廃線を受け入れるのならば仕方ない。そう思っているからだ。
だからああいう中途半端な物言いになったわけだ。
でもこういう鉄道は、あまりなくなって欲しくないねぇ・・・。