>天皇陛下に敬称を付けず“呼び捨て”の記述が文部科学省の教科書検定をパスし、今年4月から小学校6年生の教科書として供給・使用されることが10日わかった。巻末の用語の索引に「天皇」を盛り込まなかった教科書もあった。天皇、皇后両陛下はじめ「皇室軽視」の傾向はこれまでも教科書でみられたが、学習指導要領では「天皇への理解と敬愛の念を深める」よう求めている。専門家からは「指導要領の趣旨が教科書に十分浸透していない」との批判の声が上がる。
あかんやろ。単純にあかんやろ。
というのは、
天皇、皇后、太皇太后及び皇太后の敬称は、陛下とする。(皇室典範23条)
とあるからだ。
亡くなって、諡号を奉られたならともかく、そうでない以上いかんこと。
ただし、その教科書の記述で、他の人も呼び捨てならば、その限りではないが・・・。どうやらそうではないらしい。
まぁ・・・皇族ご臨席の場で、暴言吐く議員のいる国では、この扱いはまたしても、うやむやなんだろうな・・・。
好き嫌いはともかく、単一の王朝として、二千年以上自他ともの史料でたどれる皇室なんて他にないですよ。
何で、この価値が理解できないのだろうか。
それだけの理由?いや、他にも憲法の第一章を言ってもいいだろうさ。
国の象徴を呼び捨てにして良いのか?ってね。
国語と自国の歴史を、難しく詰め込むだけにすることによって、「難しいもの」という意識を小さいときから植え付け、忌避させ続けた結果であるとしか最早言いようがない。
あきれてこれ以上言葉が出ない・・・。