今回の九州行について特記せねばならないと思うモノに付いての纏め。
色々思うところがあった。
例えば、レトロというモノについて。
飫肥城周辺の保存地区などを見ていると、飫肥杉の瓦とか、石垣の積み方でもそうだが、同じ方法でも、積み上げた時期によって違う。とかそう言うモノが残されておれば、きちんと売りになってよかろうと思う。が、なんか最近よくある思い出したように始めたレトロ調の建築ではすぐ飽きられるだろうなぁ。
例を挙げると、こち亀で、昭和30年代の復古ブームがあったが、すぐにそれに疲れてやめてしまった。という話があるが、それと同じようにすぐに寂れていくんじゃないかという懸念がどうしてもある。
そういうのではなく、先ほど例に挙げた飫肥であるようなのを保ってきたのを見せるというのがレトロだと思う。それはボロとか、レトロ調というモノとは、一線を画すはずだと。あちこちの築年数の古いビルなども、耐震補強がどうのと言うのでいたずらに潰すのではなく、観光立国だというのであれば、潰す前に、どうにかもっと活用すべきではないのか?と思った。
なんか、田川伊田駅が場違いなくらいキレイだった。地元の観光の目玉とか考えているのだろうか。
しかし、今のままではムリと思う。例えば、日田彦山線が全線復旧して、日田から小倉方面。日田から博多方面。田川後藤寺駅から原田線経由で久留米方面へ、特急ゆふや、ゆふいんの森に接続の優等列車を走らせるとか、平成筑豊鉄道とJR九州の併用区間を複線化するなどして、もっと増発しないと。
というのは、現地住民は車が主語で、地元から乗る見込みはちょっと少ない。となると、よそからもってくる必要がある。
そうなると、このあたりがまず考えられる。対費用効果?田川伊田駅前のロータリー未成で放置している状態で、田川後藤寺駅にある「田川から博多方面の優等列車を!」等と言っても、空虚なだけと思う。
鉄道マニア的な人間の戯言みたいに思われるのもわかるが、このままだと廃線もあり得ると思うが・・・・。観光客を誘導しうるルートを、むざむざ遮断して良いのかどうか。よく考えてほしいと思う。
どこでも、名前が違うだけで、内容的には同じようなものを前面に押し出して、小さなパイを奪い合いしている現状なれば、こそ、こう言う考え方もあって良いと思う。
ゆふいんの森と、海幸山幸。
アテンダントさんも気持ちがよかったし、乗り心地も良いし、サービスも良い。これらだけのために乗りに行くのもありかもしれない。
実は、車とつくものに酔いやすい私でも、飲食可能だったと言うことは、相当よかったんだと改めて思う。
あと、関係各所の私に構ってくれた皆さん。ありがとうございました。
また次回、行くことがあったらよろしくお願いします。
23年06月16日の関東遠征の活動報告